現場レポートCONSTRUCTION REPORTS


高耐久性埋設型枠「SEEDフォーム」
建設技術審査証明(建技審証第0429号)一般財団法人土木研究センター
製品規格(㎜):長さ2500×高さ1000×厚さ37
使用数量:222㎡(82枚)
ダム堤体天端の張り出し部に弊社の取り扱い製品である高耐久性埋設型枠「SEEDフォーム」を採用していただきました。

SEEDフォームは低水セメント比の高強度モルタルを基材とし、ビニロンファイバーを補強材として混入することで、構造物の耐久性とひび割れ分散性を大幅に向上させたプレキャスト型枠になります。
埋設型枠として十分な曲げ強度を確保し、コンクリート構造物の耐久性を向上させています。
背面は打継面処理剤と高圧ジェット水洗浄により目荒らし処理をされているため、コンクリートとの一体性を確保することができます。そのため、鉄筋のかぶりや圧縮材の一部として利用できます。

従来工法では型枠の設置や撤去に伴い、施工に時間がかかっていましたが、SEEDフォームを使用することで、堤体内から作業することで安全性が向上し、大幅な工期短縮を図ることが可能となります。
SEEDフォームは型枠パネル標準厚をt60㎜としておりますが、当現場では鉄筋のかぶりを変更せずに型枠厚をt37㎜として薄型仕様をご使用いただきました。

SEEDフォームは任意の形状に製造できる埋設型枠となっており、適用構造物の例としては、以下のものとなります。
①橋脚の柱部・梁部
➁鞘管の内面
③防波壁
④ダムの堤体内外構造物
➄トンネルのライニング
➅連続壁立杭の側壁 など。
SEEDフォームに関してのお問い合わせがありましたら、日本SEEDフォーム技術研究会までご連絡ください。
Avail事業部 新田裕亮