現場レポートCONSTRUCTION REPORTS


扇町一丁目公園調整池建設工事
施工場所:宮城県仙台市宮城野区扇町地内
製品規格:ボックスカルバート2100×2200×2000
施工数量:ボックス414本 頂版スラブ589枚 貯水量11,000㎥
発 注 者:仙台市建設局 下水道建設部 施設建設課
仙台市宮城野区日の出町1丁目周辺では、従来から大雨時の
冠水被害に悩まされてきたエリアの一つです。
そこで雨水排水施設の能力不足の対策として雨水を貯留する施設の整備を行う
「日の出町一丁目地区大規模雨水処理施設整備事業計画」が策定され、
耐震性ボックス型雨水貯留施設「新ボックス型アグア」を
採用していただきました。

最大貯留量は大雨に対応可能な11,000㎥です。
貯めた雨水は晴れた日に既設管へ少しずつ排出し次の豪雨に備えます。

施工方法としてクレーンでボックスカルバートを荷降ろしし、
フォークリフトで配置する計画でしたが、
雨が降るたびに重量のあるフォークリフトを大型クレーンにて
地上へ戻す作業が必要となり非常に困難であったため、
弊社のエアーキャスター工法での設置を採用していただきました。

同工法はコンプレッサーからエアーホースで4枚のエアーキャスターに
圧縮空気を送り込み、空気圧を利用して重量物を浮上させ搬送できる工法です。
移動中の摩擦がほとんどないことから、人力による移動も可能で
作業の効率化を図ることができました。


今後も現場の状況に応じた最適な施工方法を追求していきたいと思います。
東北支店 進藤 義也